夜の天体観測の為、クラス全員が学校に集まり、月の観測をする事になったのですが、理科室に置いてある天体望遠鏡を、誰が取りに行くかで話している時、先生が私に、科学クラブの君が行ってきなさいと言うにで、仕方なく一人で行く事になりました。
出来れば行きたくなかったが、かっこいいところを見せたくて、二階の理科室へ向かいました。照明は元が切ってあるので、懐中電灯一つを持て行きました。理科室はかぎが掛かっており、扉を開けると、懐中電灯の明かりに、真っ先に照らし出されたのは、人体模型と骸骨でした。
足がすくんで前に進めませんでした、天体望遠鏡は、骸骨の足下にありました。此れを持って行かなければ観測はできないので、勇気を振り絞り持ってきました。理科室を出る時、何かが私の背中触れた様な気がしましたが、急いで階段を降りて皆の待っている中庭に行きました。
無事観測が終わり、安心したのも束の間、かたずけもやはり自分の役目でした。誰もいっちょには来てくれませんでした。
やっとの思いで校舎から出て来たら、もう誰もいません。
皆ずるいよ!
(2017/07/31 10:47:33:ヨッシー)