ぼくにとって給食は、食べるほうよりも、給食当番のほうにうれしい思い出がある。ぼくは給食当番になった時は、いつも張り切ってやっていた。ぼくは障害があって右手の人差し指、中指、薬指が欠損しているけど、5年生の11月頃、給食当番のおかず係になって1ヶ月ずっと1階の給食室から3階の5年3組の教室までクラス全員のおかずを運んでいた。そして、1人ずつ食器におかずを入れる係を担当していた。担任の先生もいい先生で、「O君は右手に障害があっても、給食当番もきちんとこなして本当によくやっている。」とほめて下さった。そしてクラスみんなの前で「今月の給食当番のおかず係はO君や。O君は右手に障害があるけど、よく頑張っとるんや。今月みんなは、そのO君が食器に入れてくれたおかずを食べとるんや。みんな、O君に感謝しなさい。」と言って下さった事があって、本当にうれしかった。
(2018/11/09 20:34:11:クラスのみんなから特別な目で見られていたぼく)