修学旅行が東京、江の島、鎌倉だった貧しい時代のこと、旅館で食べるコメを、量は一合程度だと思うが、全員が持って行った時代があった。ほとんどがバスの移動であった。宿泊は江の島の海辺の二見旅館であった。夜は皆がうるさくなかなか寝付かれず、先生もよく様子を見に来ていた。一人が先生に向かって枕を投げ、それにつれて数人が枕を投げ合った。その後先生がほうきをもって現れ、枕をしていない生徒の顔をそれで掃いていた。それでも先生が居なくなるとまた枕を投げ合っていた。訪れた先の事はあまり覚えていないのに、こんなことを今となって思い出す。あの頃のわんぱく生徒は今どうしているのだろうか。
(2020/03/04 11:15:37:もと悪の生徒)