小学校5年の頃だったと思うが、郡内地方に時津風部屋の大相撲の巡業があり、我、小学校にも土俵がつくられ当時横綱の鏡里や山梨出身の甲斐の山がやって来た。朝の稽古も見た。土俵上で行う稽古は幕内や十両力士であった。新人や序の口に近い力士は,当時小さな溶岩のかけらが出たり転がっている校庭で稽古していた。兄弟子に何度も何度もぶつかって転がされ続け、体に血をにじませていた。すさまじい稽古だった。見ていた女子などはかわいそうだと声を上げていた。力士はこのような厳しい稽古により涙を流しながら強くなっているのかと思った。その後校庭や砂場で相撲とるのがはやったが僕はあまり強くはなかった。あの時転がされていた力士はその後強くなったのであろうか。
(2017/04/02 22:11:24:あの時)