’初恋は人の心が早かれ遅かれ感ずることのできる最も美しいものである’というドイツ語の参考書に載っていた言葉がある。私は初恋の相手が誰だったか今になるとわからない。小学校入学以来大勢のかわいい女の子を好きになったから。でも小学校6年の時が一番胸がときめいたかもしれない。それが初恋だったのかもしれない。運動会の時校内を見回る役目の委員になって一緒に回った時はうれしかった。遠足や修学旅行でその子の横で写真を撮ってもらうのを楽しみにしていて、そのよう準備していたのに、直前に横から人に割り込まれ、その夢を破られたりで、ついにはそれが実現しなかったのが残念であった。
その―2
まだ結婚前の美人の女の先生が担任になった時も嬉しかった。授業中ずっと先生の顔を見ていて、どうしてそんなに先生の顔をじっと見ているのと言われ、とてもは恥かしかったことを思い出す。もしかしたらこっちの方が初恋だったのかもしれない。
(2016/12/11 10:14:50:破恋在山河)