・私が通っていた昭和36年頃の神流中学校は、校庭の周りには神流にちなんで黄色いカンナの花が植えられ、夏には黄色と大きいはっぱの緑に縁取られていました。平屋造の校舎は、白壁のモルタル壁で病院のようだと言われました。学校の南側は桑畑が続き、まだ古墳がいくつか残っていました。1番大きい古墳は石室があり、小石がつまれ天井には平たい石で蓋がされ、学校帰りに覗きに行きました。古墳にはコナラや、栗の木が生えており、雑木林風になっていました。私の住まいは上戸塚だったので下戸塚に通じる道に面した所に梨畑があり、ナシをかじりながら帰った思い出があります。とうか塚地区の養蚕、米、麦栽培を種とした農家があり、のどかな環境に囲まれた学校でした。
神流中学校は1976年に惜しまれつつ閉校いたしました。