当時の今頃ニュース(6/17~6/23)

第三中学校 2022年卒業生('06/'07年生まれ)再会広場

「どわっ!」    不快な浮遊感がカイトを襲い、徐々に視界が地面に近づく。たまらず眼を閉じた時、横を走っていたネロがカイトの肩を支えた。   「大丈夫か?」    「ああ、助かった」    ネロのおかげでカイトはほとんど失速せずに体制を立て直した。歩幅とピッチを無理矢理元の状態に戻し、再び力走する。    途端に後ろの獣たちがそろって足を止めた。先頭を切っていたリーダー格の一匹が背筋を伸ばして遠吠えを放つ。高く、長いその声は広い範囲に渡って轟いた。当然カイトたちの耳にも入る。カイトが後ろを一瞥すると、三匹はその場に留まったままだった。   「開けた場所まで走るぞ」    そう言ったネロの声は少し震え気味だったがいつも通りの冷静さは完全には失われていない。   「わかった」    カイトは応え、木々の合間を縫って進む。    基本的に森は狭い間隔で樹木が並び立っている。だが、禁断の森にはところどころに木の生えづらい、開けた空間が形成されることもある。土壌の特性、又は強風や強力な野生動物の縄張り争いによるものと考えられているが、正確な理由は定かでない。とにかく少しでも迎撃に有利な体勢を整えるために、二人はそのような場所を目指していた。  一分ほど走ると、やや木の少ない空間に出た。先ほどまで天井のように茂っていた木の葉が消え去り、丸い日だまりが眩しかった。二人の周囲に倒木や切り株は見当たらず、雑草が少し高く伸びていた。少なくとも森林内よりは見通しがいい。    カイトはその空間の中心あたりで停止すると、膝に手をつき下を向いて肩で息をした。汗が落ち、まだ若い草の子葉に当たって弾ける。疲労からか恐怖からか、心臓は依然激しく胸骨を叩いていた。どれだけ息を吸っても肺に酸素が送られていく気がしなかった。   「下を向くな。前を見てろ!」
(2022/05/22 19:39:56:浜崎順平)
日は決して高くないが沈んでもいない、午後の曖昧な時刻。快晴の空に太陽は我が物顔で鎮座し、禁断の森に陽光を注いでいた。  鬱蒼と茂る葉と葉の間をすり抜けたその光が、追う者と追われる者の影を作り出す。    追われる影は二人の少年。いずれも息が荒く、口から漏れる呼気から疲労と緊張の色が見て取れる。普段慣れない獣道を走っていることも相まって転倒しそうになるのもしばしばだ。  追う影は三匹の狼。耳先から尻尾まで灰色一色で統一されている。その色の中で唯一紅く燃える瞳は殺気を放ち、途切れることなく前の獲物を睨み据える。  ここら一帯の食物連鎖の頂点に位置するこの種は、呼吸・足どりともにいくらかの余裕があった。狼が本気で駆ければわずか一〇メートル先の人間を捕らえることは可能である。しかしこの種は非常に賢い。自然界においてスタミナの消耗は命の危機につながるということを知っていた。また、人間が武器を持ち、反撃に出る可能性もあった。 それら考慮した結果、三匹は適当に追いかけた後、獲物がスタミナを切らし注意を怠ったタイミングで、群れの仲間とともに包囲し確実に息の根を止める、という作戦を立てていた。  前を走る二人も後ろの狼が全力疾走でないことに勘付いていた。しかし今できることは逃亡だけであり、別段明確な対策を思いついている訳でもない。疲弊を訴える足に鞭打ち、走り続けた。    その時、二人の少年のうち右側を走っていたカイトの足をぬかるみが絡め取った。三日前に降った大雨は、植物にとっては恵みの雨だったが、彼らには妨げ以外の何物でもない。
(2022/05/22 19:38:38:浜崎順平)
第1話 禁断の森 我々は、かの大災を防ぐことができなかった 地も、川も、家も、人も、今となっては森に呑まれ樹に沈んだ 最期の言葉も叶わずに、毛一本残さず消えた だが不手際はそれだけではない 彼女に手を汚させてしまった 愛する者を手にかけさせてしまった それは私の、私達の役目であるのに 私は雪がねばならない この災害を阻止できなかった自らの過ちを そして見つけれねばならない この珠宝に値する者を 碧空の運命に導かれし人間を
(2022/05/22 19:37:51:浜崎順平)
ラウル古代遺跡を探して禁断の森の奥にやってきたカイトとネロ。 そこで見たこともない魔物に襲われるが、間一髪のところでミサに助けられる。 ミサの魔法で束の間の空中散歩を楽しむが、例の魔物に攻撃されてしまう。 ミサの魔法が魔物の攻撃に耐えられなくなりカイトは宙に投げ飛ばされる。 カイトが落ちる中、ミサがホバーボードで駆けつけてくれてなんとか助かる。 しかし、ミサのホバーボードの燃料切れで、カイトとミサは川に落ちる。 カイトは滝に落ちるが謎の白色ドラゴンに助けられ、ミサは何者かに攫われた。 白色ドラゴンの正体がラウル古代遺跡の番人だと知り、魔物の正体も知る。 カイトはハンターに追われている少女を助けるため、ディーネとともにハンターの攻撃を掻い潜りながら少女を追うことに。 そこで、カイトたちが見たモノとは? 今、物語が動き出す。
(2022/05/22 19:35:31:浜崎順平)
俺は宗教なんかに興味ねーんだよ。二度と来んじゃねーよ
(2022/05/22 19:33:58:加藤)
俺カトウだけどなんだアレ!?
(2022/05/22 19:33:38:加藤)
梨民総大将、布団ちゃんです。
(2022/05/22 19:32:46:布団)
でゅん!?
(2022/05/22 19:26:52:)
これには加藤もちんまり
(2022/05/22 19:25:48:加藤)
ひ?
(2022/04/13 21:56:35:植村)
は?
(2022/04/13 21:56:12:植村)
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